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バイオスティミュラントで夏に備える!環境ストレス別おすすめ製品一覧付き

近年の異常気象により、作物への被害が深刻になっています。
台風、豪雨、猛暑など7月~8月だけでもたくさんの気候による被害があり、
これら一つ一つ対処していくには、時間も人も足りません。

夏の異常気象問題を効率よく解決できるのがバイオスティミュラントです。
バイオスティミュラントは近年注目されており、プラスワイズでも複数商品取り扱いがあります。

バイオスティミュラントとは何か、おすすめのバイオスティミュラントを紹介していきます。

おすすめバイオスティミュラント一覧はこちら≫

  高温障害 日照不足・低温 水不足 土壌悪化 栄養不足
ライゾー
(根ダメージ)
   
ボンバルディア
(乾燥)
 
スキーポンアグリ
(乾燥・熱)
       
ZEBA        
マイコジェル        
アミノ酢糖        
GABA
(乾燥・強光)
   
(塩害)
 
ルビスク          
マリンインパクト
(乾燥)
   

 

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目次

バイオスティミュラントについて

バイオスティミュラントとは?

バイオスティミュラントとは、直訳すると「生物刺激剤」です。
その名の通り、作物に刺激を与え、作物が持つ本来の強みを引き出すことで、
猛暑や集中豪雨、台風、暖冬などの非生物的ストレスを緩和します。

バイオスティミュラントは作物の非生物的ストレスへの耐性を上げてくれるので、
管理負担が軽減し、省力化も叶います。
また、生産ロス削減による収量の増加や品質向上もできます。

バイオスティミュラントは生産者に様々な利益をもたらしてくれます。

 

なぜバイオスティミュラントが注目されているのか?

バイオスティミュラントが注目される背景には世界的な食糧問題があります。
地球規模では人口が増加傾向にあり、2050年には95億人になると言われています。
耕作地の限界や今より作物にとって厳しい環境が予測されており、
より効率的に確実な収穫が期待できる技術が求められており、
そこでバイオスティミュラントに注目されています。

日本でも農家の高齢化や担い手不足によって、
少ない労力で大きな収益を期待できるバイオスティミュラントは必要不可欠な存在になると言われています。

 

バイオスティミュラントのメカニズムと効果

メカニズム

バイオスティミュラントが植物に作用すると、「生理機能」に刺激が伝わり、
植物はその刺激をきっかけに自ら生理機能を活性化し、環境ストレスに強い体づくりをします。

バイオスティミュラントは資材の種類によって植物の反応が異なります。
高温対策の資材は、まだ暑くない時期に「高温」と誤認させることで、暑さに強い体づくりを促します。
栄養対策の資材は、「栄養不足」と感じさせて根の表面積を広げ、栄養吸収を高める仕組みです。

 

効果

バイオスティミュラントには植物本来の力を引き出す効果があり、
具体的には以下のものがあげられます。

・活性酸素の抑制
・光合成の活性化
・開花・着果の促進
・蒸散のコントロール
・浸透圧の調節
・根圏環境の改善
・根量の増加・根の活性向上
引用 日本バイオスティミュラント協議会 バイオスティミュラントの定義と意義 https://www.japanbsa.com/biostimulant/definition_and_significance.html

このような効果により、環境ストレスの緩和され、
その結果、品質・収量の向上、管理負担軽減による省力化が叶います。

 

肥料・農薬・土壌改良剤との違い

バイオスティミュラントは肥料・農薬・土壌改良剤どれにも属しません。
何が違うのでしょうか?
違いは効果と使用のタイミングにあります。

効果

農薬は生物的ストレスを緩和するのに対して、
バイオスティミュラントは非生物的ストレスを緩和します。
植物自体を強くすることにより、栄養を取り込む力を高めることもできます。

  肥料・農薬・土壌改良剤の効果 バイオスティミュラントの効果
肥料 栄養を与える 栄養を取り込む力を高める
農薬 病気や害虫による
生物ストレスの緩和
天候などの
非生物ストレスの緩和
土壌改良剤 土を変化させる 植物を元気にする

 

使用タイミング

肥料・農薬・土壌改良剤は症状が出てから使用するのに対して、
バイオスティミュラントは症状が出る前に使用します。
バイオスティミュラントは植物にストレスがかかる前に耐性を高めて効果を発揮するので、
症状が出たあとでは効果がありません。

人間で例えると、病気を治す薬が肥料・農薬・土壌改良剤で、
健康を保持・促進するサプリメン漢方がバイオスティミュラントのような感じです。

 

バイオスティミュラントを上手に使うポイント

バイオスティミュラントは正しく選定し、正しく使うことで効果を発揮します。
どのように使えば十分な効果を得られるのか説明していきます。

正しい資材を選ぶ

バイオスティミュラントには様々な種類があり、それぞれ効果が異なります。
資材選びを間違うと効果が出ない可能性があります。

「高温障害に悩んでおり、バイオスティミュラントを使用したが効果がなかった」というケースがあった場合、
その原因は要因に合った資材選びができていなかった可能性があります。
熱ストレスによる高温障害なのに、乾燥ストレスに効果のある資材を使用しても効果がありません。

どのような課題があって、その要因は何かを明確にしてから資材を選びましょう。

 

農薬や肥料、土壌改良剤と合わせて使う

バイオスティミュラントの効果は非生物的ストレスの緩和であり、
病気や害虫などの生物的ストレスの緩和はできません
生物的ストレスにもお悩みの方は農薬も合わせてお使いください。

バイオスティミュラントは養分の利用効率を上げる効果もあるので、
肥料や緑肥、堆肥の効果を高めることもできます。

併用してはいけない農薬や同時使用ができないものあるので、
事前に確認してから使用してください。

 

ストレスを受ける前に使用する

バイオスティミュラントは植物を強くすることで非生物的ストレスを緩和するので、
ストレスを受けた後では効果がありません。

予想されるストレスを把握し、ストレス発生前に使用してください。

※一部商品ではストレス後でも効果があるものもありますが、ダメージの回復に効果があるのであって、
ダメージ自体は避けられないので、ストレス前の使用をおすすめします。

 

おすすめのバイオスティミュラント資材

バイオスティミュラントの成分や加工方法によって効果は様々です。
解決したい問題に対してどのような商品が良いのか紹介していきます。

  高温障害 日照不足・低温 水不足 土壌悪化 栄養不足
ライゾー
(根ダメージ)
   
ボンバルディア
(乾燥)
 
スキーポンアグリ
(乾燥・熱)
       
ZEBA        
マイコジェル        
アミノ酢糖        
GABA
(乾燥・強光)
   
(塩害)
 
ルビスク          
マリンインパクト
(乾燥)
   

 

ライゾー

根張り促進
高温障害
豪雨
根再生

アミノ酸を主成分とする作物の根域活性を目的とした”根張り促進型”肥料です。
根張りを強くすることで、養分や水分の吸収が良くなります。高温時や降雨時に受けた根のダメージを再生する効果もあります。

ライゾー
購入はこちら

 

ボンバルディア

環境ストレス
高温障害
土壌環境改善

ストレス環境下における植物の健全な生長の促進と、土壌環境の改良をしてくれます。
天候不順など環境の変化によるストレスを軽減します。特に高温障害に効果がありあす。
生長速度と品質の向上も期待でき、良い作物が早くできます。

ボンバルディア
購入はこちら

 

スキーポン・アグリ

高温
乾燥
節水
ダメージ軽減

耐性遺伝子を活性化させることで、乾燥と高温によるダメージを軽減します。乾燥耐性が高まることで節水にもなります。
ストレス前に施用すれば予防に、ストレス後に施用すれば回復が早まり、成長経路に早く戻れます。

スキーポンアグリ
購入はこちら

 

ZEBA ゼバ

水分量調節
吸水ポリマー
土壌改良

天然由来成分の吸水ポリマーが配合されており、吸水、保水、給水を繰り返すことで、植物に必要な水分量を調節してくれます。保水力があることで節水にもなります。
粒子のエアポケットにより団粒構造が形成され、ふかふかの土になります。
保肥力がアップし、肥料の利用効率もアップします。

ZEBA
購入はこちら

 

マイコジェル

菌根圏
吸収力アップ
自己防衛力アップ

根に菌根菌を感染させ、菌根圏が形成されることにより、植物の根が届かないの囲から養水分を吸収できるようになります。
干ばつ、塩害、やせた土壌、極端なpHなどのストレス耐性か増し、様々な害的要因に強くなります。
菌根圏は微生物のバランスを整えて、病害虫に対する自己防衛能力を高めます。

マイコジェル
購入はこちら

 

アミノ酢糖

代謝アップ
土壌改良
根張り促進

炭素源を葉から吸収させることで、光合成を大きくカバーします。植物の代謝がアップし、保肥力が増し、作物の品質向上につながります。
根圏の有効微生物の増殖促進&ペプチドによる発根促進により、根の発達や活性が向上します。

アミノ酢糖
購入はこちら

 

発根生育促進液肥 GABA

発根・活着・根張促進
ストレス緩和

発根・活着・根張促進成分とストレス緩和性便がドッキングしたことにより、根傷みの予防・改善と環境ストレスの緩和(高温・乾燥・強光によるしおれ、塩害、低温)がこれ一本でできます。
代謝効率の改善による品質・収量の増加や果菜類のなり疲れの予防と改善もできます。

GABA
購入はこちら

 

ルビスク

代謝アップ
果樹の窒素消費にも

炭素源を葉から吸収させることにより光合成を⼤きくカバーします。植物の代謝がアップし、吸肥⼒も増すことで、作物の肥⼤、徒⻑の防⽌、⾷味向上や⽇もちの向上が叶います。
果樹などで出荷前に窒素分を完全に消費してしまいたい時にも使える資材です。

ルビスク
購入はこちら

 

マリンインパクト

海藻
遺伝子に働きかける
細胞生長促進

カナダ沖で採れるアスコフィラム海藻のみを使用したバイオスティミュラントです。この海藻は原始植物と同様のストレス耐性成分を持っています。
①ストレス時に発生した活性酵素を除去②細胞壁を修復・強化③細胞内の濃度を上昇させることにより細胞の健康を保ちます。

マリンインパクト
購入はこちら

 

まとめ

今回はバイオスティミュラントについてとおすすめのバイオスティミュラント資材を紹介しました。

バイオスティミュラントはこれからの農業に必要になってくる資材です。
バイオスティミュラントを使って、環境に負けない強い作物を作りましょう!
環境ストレス耐性向上の他にも、品質・収量の向上、管理負担軽減による省力化も期待でき、
様々な農家さんにとってメリットがあります。

作物全般にお使いいただけるものが多く、農薬や肥料、土壌改良剤と併用もできるので、
試しに一度使ってみてはいかがでしょうか?

 

今回紹介した商品はこちら

商品 環境ストレス 特徴

ライゾー

高温障害(根ダメージ)
日照不足・低温

栄養不足
根張りを促進
根ダメージの再生

ボンバルディア

高温障害(乾燥)
日照不足・低温

土壌悪化
栄養不足
環境ストレスの軽減
土壌環境の改良
これ一本でできる

スキーポンアグリ

高温障害(乾燥・熱)
水不足
乾燥・熱のストレス耐性アップ
節水にも!

ZEBA ゼバ

水不足
土壌悪化
天然由来の吸水ポリマーで
水分量の調節ができる

マイコジェル

水不足
土壌悪化
菌根圏の形成により
養水分の吸収範囲が広がる

アミノ酢糖

日照不足・低温
土壌悪化
代謝アップにより
作物の品質向上!
土壌改良効果も

発根生育促進液肥 GABA

高温障害(乾燥・強光)
日照不足・低温
土壌悪化(塩害)
根傷みの予防・改善
環境ストレスの緩和
一本でできる!

ルビスク

日照不足・低温 代謝アップにより
作物の品質向上!
効果報告多数!

マリンインパクト

高温障害
日照不足・低温

土壌悪化
海藻バイオスティミュラント
遺伝子に働きかけて、
細胞の健康を保つ

 

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