
日差しが強くなり、気温も上昇する夏。そんな季節にぴったりなのが、グリーンカーテンとして人気の高いゴーヤ(ニガウリ)です。プランターを使えばベランダや庭でも手軽に栽培できますよ。ゴーヤチャンプルーや漬物になどの料理に活用でき、栄養価が高くて夏バテ防止にも効果的。今回は、そんなゴーヤのプランターでの育て方やおすすめ商品について、初心者でも分かりやすくご紹介します。
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グリーンカーテンとは?

ゴーヤやヘチマ、アサガオなど、つるが長く伸びる植物をカーテン状に育て、日除けとして活用するグリーンカーテン(緑のカーテン)。その効果を見てみましょう。
日除け以外にもたくさんの効果があるニャン!
グリーンカーテンの効果
日射遮蔽効果
葉が日差しを遮ることで、室内の温度上昇を抑えることができます。
涼風
葉から発散する水蒸気によって、周囲の温度を下げ、室内に涼しい風を取り込むことができます。
節電
グリーンカーテンを作ると、夏のエアコンの使用を減らすことができ、節電効果が期待できます。
緑の癒し
緑のカーテンは、視覚的にも癒し効果があります。
目隠し
外からの視線を遮り、プライバシー保護にもなります。
二酸化炭素の吸収
植物は光合成で二酸化炭素(CO2)を吸収するので、環境改善に貢献できます。
日除けだけじゃなくて、温度も下げてくれるのね!
グリーンカーテンの効果がわかったところで、栽培方法を見てみるニャン!
ゴーヤの栽培時期

ゴーヤは高温に強い性質を持ち、夏の厳しい条件でも発芽しやすいのが特徴で、25〜30℃で発芽します。他の果菜類に比べて耐暑性が強いため、夏の暑さの中でも安定的な収穫が期待できます。
寒いと発芽しないから、あったかくなってから栽培するニャン!
ゴーヤの育て方

プランターでのゴーヤの育て方を説明します。
必要なもの
・プランター(深さ30cm以上・横幅50cm以上)
・ポット(3~4号・直径9~12cm)(種から育てる場合)
・野菜用培養土
・鉢底石
・ひもまたはワイヤー
・支柱(長さ2m以上)
・ネット
苗づくり

ゴーヤを種から育てる場合は、ポットで苗を作ります。ゴーヤの種は硬くて発芽しにくいため、前日に種の端を少しだけ切り一晩水に浸しておくようにします。ポットに野菜培養土を入れ、2cmの深さで穴を2つ開けたら、1粒ずつ種をまき、土をかぶせて水を与えましょう。
ゴーヤは寒さに弱いため25〜30℃をキープするようにし、日なたに置いて育て、必要な場合は簡易的なミニ温室で育てたり寒冷紗をかけたりします。本葉が2枚になったら、生育のよい1本を残して間引きます。植え付けは、本葉が3、4枚になった頃が適期です。
ゴーヤは苗づくりから行うのね。
植え付け

ゴーヤは成長が非常に旺盛で、草丈が2mを超えることもあります。多量の水を必要とするため、大型サイズのプランターを用意しましょう。1株植えの場合では、容量20L以上で、深さは30cm以上のものを選びましょう。2株植えの場合では、株間が30cm以上確保できる横幅が広いプランターを選びます。
排水を良くするためにプランターの底に鉢底石を敷いたら、8分目まで野菜用培養土を入れます。ゴーヤは成長すると横に広がるため、2株植えの場合は株間を十分にあけて植えましょう。
大きめのプランターね!わかったわ!
長期間持続する「マグァンプK」という肥料が配合されており、植え付け後しばらくは肥料切れの心配がありません。水はけ・水持ちのバランスが良く、根腐れや乾燥を防いでくれます。
ネットの設置

ネットの設置には様々な方法があります。ネットを取り付ける際にはひもやワイヤーなどを使用しましょう。ネット設置のポイントは、とにかく「ピンと張る」ことです。3つの方法をご紹介します。
方法1 建物に固定する
主に一戸建ての場合になりますが、グリーンカーテンを作りたい場所のすぐ上に、ベランダの手すりや2階の窓の手すり、物干し竿、雨どいなどネットをかけられる場所にネットを固定して下へ垂らし、地面付近でも固定します。
方法2 支柱で枠を作る
4本の支柱で四角を作ってそこにネットを張り、建物に斜めに立てかけて使用します。立てかけるだけではなく、上部や下部を建物や地面に固定するようにしましょう。ゴーヤは草丈がかなり高くなるので、2m以上の支柱を使用するようにしましょう。
方法3 既製品を使う
市販のグリーンカーテンセットには「ネット・支柱・留め具がセット」になっているものと「フェンス」のものがあります。手作りに比べて高価ではありますが、失敗するリスクが少なく、誰でも簡単に設置できるのが魅力です。
家にあった方法を選ぶニャン!
ゴーヤなどのグリーンカーテンに使えるネットで、軒から吊せるロングタイプ。10cm角目タイプで長さ3m、四隅に取り付けができるロープが付いています。お好みの寸法にカットしてもOK。
追肥
苗植えしてから2週間くらい経った頃に、1株あたり約5gの化成肥料を株の周りにまいて、土と混ぜ合わせて追肥を行います。その後は、約2週間に1回の頻度で同じ量の施肥を行います。
草花、野菜、果実などさまざまな植物に使用できる有機入り緩効性肥料です。根がよく張り、健全な生育を促します。夏に不足しがちなカリとカルシウムを多く含んでいるのも嬉しいポイントです。
摘芯・誘引

ゴーヤの成長を促進するためには、摘芯と誘引という2つの重要な作業があります。
摘芯は、本葉が5〜6枚の頃に、茎の先端を2〜3cmほど切り落とす作業です。これにより、わき芽(子づる)の発生が促進され、多くのつるを育てることができ、葉や実が多くなります。子づるも同様に摘芯を行うことで、孫づるを発生させることができます。
誘引は、伸びてきたつるをネットに絡めるように、所々をひもなどで留める作業で、つるがネットに沿って誘導され、葉や実の日当たりが改善されます。
せっかく育てるから、たくさん収穫したいわよね!
収穫

ゴーヤの収穫適期は、雌花が咲いてから15~20日後です。この時期には果実の肥大が止まっています。小さくてもそれ以上大きくならないようであれば、早めに収穫しましょう。ゴーヤを収穫する際は、実を手で持ちながら、ハサミで切り取ります。
完熟させると?

ゴーヤは完熟するとオレンジ色に変わり、果皮が裂けて種の周りに赤いゼリー状の部分が現れます。この部分は甘いので、ぜひ試しに食べてみてください。完熟したゴーヤの種は保存すると翌年にも育てることが可能です。
完熟ゴーヤは家で育てた人しか楽しめないニャン!
ゴーヤ栽培のポイント・注意点

プランターでゴーヤを育てる際は、以下について気をつけるようにしましょう。
水やり
ゴーヤは、水やりが重要なポイントの一つです。水やりが不足すると、葉がしおれたり、実の成長が止まってしまうことがあります。プランター栽培の場合は、基本的に1日1回、朝に水を与えます。夏場は特に水枯れしやすいので、朝と夕方の2回の水やりがおすすめです。
鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えますが、水が花にかかってしまうと、蕾がしぼんだり、花が咲きにくくなったりして、実がなりにくくなってしまいますので、花にはかけないようにしましょう。
授粉(交配)
ゴーヤは、受粉が成功しなければ実がつきません。自然に虫が訪れて受粉しますが、気温が低い時期などは、自然受粉がうまく行かず、実付きが悪くなることがあります。このような場合には、雄花を取って雌花につける人工授粉(人口交配)を行うことで、確実に受粉させることができます。
まとめ
| 商品 | 特徴 |
|---|---|
| 長持ちする肥料が配合された 培養土です |
|
| ロングタイプで 軒から吊るして使用できます |
|
| 花と野菜に使用できる 家庭菜園向け肥料です |
今回はゴーヤで作るグリーンカーテンについてや、ゴーヤの栽培方法、おすすめの商品について紹介しました。家に庭などがなくても、プランターで手軽に育てることができ、ポイントを押さえれば初心者でも簡単にゴーヤ栽培を楽しめます。ぜひゴーヤ栽培に挑戦して、涼しく快適な夏を過ごしましょう!
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