家庭菜園で人気のトマト！初心者におすすめの品種や栽培方法をご紹介！

今回は家庭菜園でのトマトやミニトマトの栽培方法をご紹介します。トマトはサイズや色の種類が豊富で食事に彩りを与えてくれるため、家庭菜園でも人気の野菜のひとつです。家庭菜園でのトマト栽培の魅力、品種選び、基本的な育て方を見てみましょう！
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なぜ家庭菜園でトマトが人気？

 

トマトは栽培が比較的簡単！また、収穫を十分に楽しむことのできるため、家庭菜園でも人気の高い野菜です。

トマトの魅力①　色とりどりで楽しい！

トマトの色は「赤・黄・緑・黒」とカラフルで、栽培中はもちろん、食事も楽しいものにしてくれます。大玉トマトやマイクロトマト、丸型や卵形など、サイズや形にも種類が多いのが特徴です。好みのトマトを栽培してみましょう！

トマトの魅力②　たくさん収穫できる！

水やりや肥料など栽培のポイントはありますが、時期をずらしながら実をつけていくトマトは収穫量も多く、家庭菜園でも比較的長い期間楽しむことができます。

トマトの魅力③　プランターでも栽培できる！

トマトはプランターでも栽培できる野菜です！畑を持っていなくても、ベランダなどの小さいスペースでトマト栽培を楽しめます。

 

好きなトマトの品種を選ぼう！

 

トマトの品種が多いのは、味をさらに良くしたり、病気に強くしたりするために、新しい品種が作られていくからです。品種選びのポイントは「味・見た目・病気への耐性」の３つ。好みに合った品種を選びましょう。有名なトマトの品種について、大玉トマト、中玉トマト、ミニトマトをそれぞれご紹介します。

 

大玉トマト

桃太郎

家庭菜園で有名な品種のひとつではないでしょうか。桃太郎はタキイ種苗が開発した品種で、ふっくらとした丸い形が特徴の大玉トマトです。食味は糖度が高く適度な酸味があり、肉厚でジューシー。病気に強く、栽培がしやすいことも人気の一つです。

 

麗夏（れいか）

麗夏はサカタのタネが開発した品種で、真っ赤に熟す（赤熟）まで待っても実が割れにいくのが特徴です。赤熟させてから収穫することで完熟の味を楽しむことができます。茎葉が伸長する力（草勢）が強く、収穫期の最後までスタミナがあることも特徴です。

 

サンロード

サンロードもサカタのタネが開発した品種です。濃い赤色でつやがあり、肉厚で崩れにくいのが特徴です。草勢が非常に強く、葉も大きめで、がっちりとした株に育ちます。病害虫に抵抗性があるので農薬を減らすことができ、家庭菜園におすすめです。

 

中玉トマト

続いては中玉トマトについてご紹介します。「ミディトマト」とも呼ばれているトマトです。

フルティカ

フルティカは、タキイ種苗が開発した品種です。果肉が滑らかで皮が薄く口に残りづらいのが特徴。実が割れてしまう裂果が少ないため、家庭菜園でも人気の高い品種です。草勢が強く、肥料分を吸収する力が持続するので、長期間栽培することができます。病害虫に強いので、農薬散布の回数を減らすことができます。

 

シンディースイート

シンディースイートは、サカタのタネの品種です。果肉は果汁が多く、甘みと酸味のバランスが良いです。病気に強く栽培しやすい上、１房に実を10～15個つけるのでたくさん収穫することができます。

 

 

ミニトマト

アイコ

アイコは、サカタのタネの品種です。現在では日本でメジャーなミニトマトの品種の一つとなっています。形は卵型で、少し細長いのが特徴です。甘みが強く酸味が少ないトマトです。皮が厚めで丈夫なので、裂果・落果しづらく、たくさん収穫することができます。プランターでの栽培にも適しており、果実が黄色い「イエローアイコ」もあります。

 

千果

千果は、タキイ種苗から発売されている品種です。果重は15～20gで、きれいな球形をしています。糖度が高く甘みが強いのが特徴で、収量性にも優れています。草勢がやや強くて生育が早く、低温期でも生長しやすいです。また、病気に強く栽培しやすい品種です。

 

 

大玉トマトは難しい？

大玉トマトは他のトマトより丁寧な手入れが重要です。実が付きにくかったり、割れやすかったりするため、家庭菜園初心者で、まずは収穫まで成功させたいという方は「ミニトマト」を栽培してみましょう！

 

 

トマトの栽培方法

 

トマトの栽培方法をご紹介します。種からの栽培は、病気になりやすいため、手入れが大変です。家庭菜園に慣れてから、種から栽培することをおすすめします。今回は苗を使ったトマト栽培について紹介します。

トマトの栽培時期

トマトの大まかな栽培適期は次の通りです。

　
栽培適期は品種や栽培地によっても異なる場合もあるので、自分の育てたい品種によって栽培時期を合わせたり、育てたい時期によって品種を選んだりしましょう。

肥料の選び方

家庭菜園のトマト栽培で使用する肥料は、窒素（N）、リン酸（P）、カリウム（K）の三要素がバランスよく含まれているものを選ぶようにしましょう。市販の野菜用肥料やトマト専用の肥料がおすすめです。市販の野菜用肥料は、三要素がバランスよく含まれているので、初心者でも安心して使用することができます。トマト専用の肥料は、トマトの生育に必要な栄養素が配合されているので、より効果的にトマトを育てることができます。

 

畑の場合の栽培手順

苗選び

元気な苗を選びましょう！苗選びのポイントは次のとおりです。

 

畑の準備

定植の２週間前に苦土石灰、１週間前に堆肥と化成肥料をまいて深く耕します。幅120センチほどの畝を作りマルチを張ります。

畑への植え付け

畑への植え付けは、5月～6月頃に行います。２列で、大玉トマトであれば株間70cm、ミニトマトであれば株間50 cmくらいになるようにマルチに穴を開けます。ポットの高さよりも深く畑の土を掘り、ポットから土ごと苗を取り出して畑に深めに定植しましょう。

支柱立て

トマトは、成長すると重みで倒れてしまうことがあるので、支柱を立てて支えます。支柱立ては、定植前または定植後すぐに行います。支柱の立て方には地面に垂直に支柱を立てる「直立式」（左画像）と、屋根のように支柱を立てる「合掌式」（右画像）があります。

中間管理

・水やり
毎日水やりを行う必要はありませんが、トマトは基本的に水をたくさん必要とする野菜です。日中の光合成で水分を必要とするので、水やりする際は必ず朝にあげるようにします。生長するにつれて必要な水の量も多くなっていくので、だんだんと増やしていきましょう。

・誘引
トマトの伸長を支柱に沿って誘引します。ヒモや誘引資材を使い、20～30cmの間隔でトマトの主枝と支柱を8の字で結びましょう。

・芽かき
主枝から二股に分かれて生えた茎について、生育が悪く小さい方を付け根から摘み取ります。

・摘芯
トマトの頂点に手が届かないくらいの高さになったら、一番上の主枝を摘み取り、上への伸長生長を止めます。

・追肥
１回目の追肥は１つめの果実が少し大きくなってきた頃、それ以降は様子を見ながら必要に応じて少量ずつ追肥します。肥料はマルチを少しはがして株の近くにまくようにし、まき終わったらマルチを元に戻します。

・摘果
大玉トマトの場合、１房に多く着果したら4～5果になるよう摘果しましょう。

収穫

トマトは赤く熟したら収穫します。朝の涼しいうちに収穫します。

 

プランターの場合の栽培手順

基本的には畑植えと同様です。ここでは、プランターや土の選び方、植え付け、支柱立てについて紹介します。

 

プランターの選び方

プランターで育てる場合、トマトの成長に合わせて大きめのプランターを選ぶようにしましょう。苗を植える際に、1株あたり30～40リットルの土が必要です。トマトは根が深くまで伸びるので、深めのプランターを選ぶようにしましょう。

30～40cmの深さのプランターがおすすめです。トマトを育てるプランターは、ホームセンターや園芸店などで購入することができます。トマトの品種や植える本数に合わせて、適切なサイズのプランターを選びましょう。

 

土の選び方

トマトを育てる土は、水はけと通気性の良い土を選ぶようにしましょう。トマトは、水はけが悪いと根腐れを起こしやすく、通気性の悪い土では根が十分に呼吸できずに、生育不良になることがあります。市販の野菜用培養土や赤玉土と腐葉土を混ぜた土がおすすめです。

市販の野菜用培養土は、水はけと通気性の良い土が配合されているので、初心者でも安心して使用することができます。赤玉土と腐葉土を混ぜる場合、牛糞堆肥などの有機質を混ぜ込むと、土の栄養価を高めることができます。土は植え付ける前によく耕しておきましょう。耕すことで、土に空気を含ませることができ、水はけと通気性をさらに良くすることができます。

 

植え付け

苗を植える前に、プランターの土をよく耕します。トマトの苗を植え付ける際は、株間を50cm程度の間隔を取り深めに植えます。

 

支柱立て

畑での栽培同様、プランターの場合にも支柱を立てて支えます。

 

裂果を予防！雨よけをしよう

トマトは、雨に当たることによって、裂果や病気が発生することがあります。トマトの実が赤くなる前に雨よけを設置しましょう。パイプやビニールで屋根を作る資材を使用したり、ビニール袋をトマトの房ごとに掛けたりする方法があります。

ビニール袋の方法は、袋を房ごとに掛けるため、収穫の際に外してまた戻す手間があります。簡単に収穫したい方は屋根状の資材、身近にあるもので済ましたい方はビニール袋がおすすめです。

 

トマト栽培で気をつけること

連作障害

トマト栽培で注意すべき「連作障害」をご存知でしょうか。連作障害は、同じ場所で連続してトマトを栽培することによって起きる問題です。土の中の栄養分に偏りができて、特定の病害虫の増殖も発生します。同じ科の野菜でも連作障害が発生します。

トマトはナス科です。一度トマトを栽培したら、次はナス科以外の野菜を育てましょう！ナス科の野菜は別の場所で栽培します。

 

トマト栽培におすすめの商品

トマト専用の資材をご紹介します。袋がそのままプランターとして使える培養土はベランダでの栽培にもおすすめです！

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

トマトは家庭菜園で人気の野菜です。家庭菜園初心者にはミニトマトがおすすめ！販売されているトマト専用の肥料や土を使用することで簡単にトマト栽培を楽しむことができます。トマトは栄養価が高く、健康にも良い野菜！家庭菜園でトマトを栽培し、新鮮で美味しいトマトを味わいましょう！

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