りんごやぶどう、新潟では梨やル・レクチェなど、日本の果物って美味しいですよね。世界でも注目されるほど、味・見た目ともに高品質として知られていますが、その果物を食べられるのも、果樹農家さんのご苦労あってこそです。
機械化が進んでいる稲作・畑作などと比べて労働時間が長いとされているのが果樹栽培と言われています。その労働時間差は、なんと10倍以上!その理由はなぜなのでしょうか。果樹栽培の現状と問題点を紐解いてみましょう。
果樹栽培の現状と問題点
果樹栽培の管理作業は、そのほとんどが細やかな手作業を必要とするものばかり。一個一個、一粒一粒と向き合い、丁寧に作業をしていかなければ、味・見た目ともに高品質な果物として市場に出せないからです。さらに、果樹栽培は一般的な整枝や収穫のほかに、果樹それぞれに特有な作業が必要になってきます。
ぶどう特有の主な作業
外見の良いぶどうを作る「摘粒」

ふどうの粒が込み合った部分や、生育が悪い小さな粒を、一粒一粒間引いていくことを「摘粒(てきりゅう)」と言います。ぶどうの粒の間隔が狭かったり、粒が大きくなった時に粒同士がぶつかって潰れてしまうのを防ぐことができます。また、粒の量が多すぎると、一つ一つの粒が大きくならないばかりか、色づきや味にも影響。最悪の場合、病気の原因ともなりうるので、とても大切な作業の一つです。
ぶどうと言えば、逆三角形をしていますが、これも農家さんの摘粒のおかげなのです。

ぶどうの成長を助ける「ジベレリン処理」

種無しぶどうを生産することを目的とした処理で、受粉しなくても果実を肥大させる作用を利用した方法が「ジベレリン処理」です。未成熟のぶどうの房にジベレリン溶液を与えることで、房が成熟したときに種のないぶどうとなります。
通常、ぶどうは受粉することで子房の中に種子ができ、子房がふくらんで実になりますが、房をジベレリン液に浸すことで実を作ることができます。その結果、受粉していないので種なしぶどうができるというわけです。

りんご特有の主な作業
実に太陽の光が届くようにする「葉摘み」

りんごは十分な太陽の光を当ててあげればあげるほど、きれいに色づき、美味しくなるそうです。実と同様に葉っぱももちろん生い茂っていきます。そうなると、実に太陽の光が当たらなくなってしまいます。そこで「葉摘み」の作業が必要となるのです。
りんごに密着した葉や日陰を作ってしまう葉など、余分な葉っぱを摘み取り、太陽の光が実に確実に届くようにしてあげます。この時、花芽(来年りんごになる部分)を取ってしまわないよう、慎重に葉摘み作業を行わなければなりません。
りんご全体が色づくように回転させる「玉まわし」

葉摘みを終え、少しずつりんごが色づき始めたころに行うのが「玉まわし」です。葉摘みをしたとしても、一日を通して太陽の光が当たらない箇所がでてきます。その時に必要な作業が「玉まわし」。りんご全体が色づくように、農家さんは一個一個、回転させ、回転が戻らないようにテープで止めていきます。
この時、急激な直射日光の当てすぎによる日焼け(白っぽくなり軟化してしまう症状)や、回し過ぎによるりんごの落下などに注意しながら、太陽の向きも計算するという、非常に手間のかかる作業です。
このように特有な管理作業が、かなりの労働時間を必要とすることが分かります。
また、摘粒や葉摘み、玉まわしなど、ほとんどが
・上を見上げる体勢
・長い時間、腕を上げている体勢
・台に上り下りして、足腰に負担がかかる動作
と、身体への負担を感じている農家さんが多いという問題点が見えてきました。

果樹農家さんが、こんなに大変だったなんて
知らなかったわ…。



そうなんだニャ…。でも、管理作業は怠ることができないけど、
身体の負担を少しでも楽にできる方法があるニャ!



え!? 本当に!!



農家さんの過酷な労働を少しでも楽にしたい!と、
製品づくりに励んでいる「ハラックス株式会社」っていう
メーカーさんがいるんだニャ!



農家さんがラクになるお助けアイテム。
ぜひ見てみたいわ!
ハラックス株式会社とは?


ハラックス株式会社は、「過酷な労働を少しでも楽に。最少の労力で最大の効果を。」をモットーに、1964年に創業した農業器具メーカーで、アルミを加工した製品の開発・製造・販売までを行っています。
作業用補助イスや踏み台といった商品をはじめ、台車やラックなど、軽量で作業がはかどる農業器具を多数販売しているのが特徴です。
その中で、果樹栽培の管理作業において、なるべく楽な姿勢で作業を行えるよう、身体的負担を軽減するおすすめの補助アイテムを4つご紹介します。
果樹栽培の管理を快適に!おすすめの補助グッズを紹介


果樹の管理や収穫は、中腰姿勢や顔・腕を上げた長時間の作業が多く、身体的負担が大きいです。長時間に渡る無理な姿勢は体に悪影響があるだけでなく、作業効率にも影響します。
これまでの管理作業を、より身体への負担を軽減しながら、作業効率も上げられるアイテムを紹介していきます。
果樹の収穫や剪定作業に「 ハイシュー」
「 ハイシュー」は、アルミ製の農業用ゲタです。軽量で、履いたままの移動も楽なため、果樹などの少し高い場所の収獲や剪定作業におすすめです。踏み台とは違って移動するたびに乗り降りする手間がなく、スムーズな作業を行うことができます。また、足を乗せる接地面は横に広めな作りになっているため倒れにくく、ゆるみにくいバックル式ベルトを採用しているので安定感も抜群です。
ゲタの高さは12cm、15cm、18cm、21cmの4種類で、身長や作業する場所によって適したものを選ぶことができます。



果樹以外では、トマトの栽培管理などにもおすすめだニャ!
中腰作業を支えてくれる「ラクテール RT-50」
「ラクテール RT-50」は、平棚仕立ての果樹園などの中腰作業を、楽な姿勢で行うことができる作業用補助イスです。座面の高さは65cm~90cmに調整可能で、身長や作業の場所に合わせて使用できます。
また、ベルトで固定できるので、作業中、別の場所に行きたいときなどには装着したままの移動も可能です。本体の重量も1.2kgと軽量な作りになっていて、移動時も楽に持ち運ぶことができます。



使い方に慣れれば、腰への負担が軽減されてラクになった、
っていう声が多いニャ!
ハンドル付きで安定感抜群「フミラック FL-15/FL-20/FL-25/FL-30/FL-35」
「フミラック FL-15/FL-20/FL-25/FL-30/FL-35」は果樹の収穫作業などにおすすめなアルミ製の踏み台です。ハンドルが付いていて安定感も抜群なので、農業用のゲタを履いて作業するのに不安があるという方にもおすすめです。ハンドル部分は身長に合わせて取り付け位置の高さを自由に調節することが可能です。
踏み台の高さは15cm、20cm、25cm、30cm、35cmの5種類販売されていて、身長や作業場所に適したものを選ぶことができます。本体の重量も1.12kg~1.36kgと軽量なので、持ち運びや移動時も苦になりません。



ハンドル付きだから、持ち運びの時に何度もかがまなくていいのがラクだニャ!
脚立の代わりに「フミラック FL-75-3/FL-50-2」
「フミラック FL-75-3/FL-50-2」は、果樹の収穫作業などに便利なアルミ製段付き踏み台です。3段になっているので、身長や作業場所などを問わず使用できます。
重量は、FL-75-3が3.4kg、FL-50-2が1.8㎏と一般的な脚立と比べてかなり軽量な作りのため、持ち運びや移動も楽に行えるのが特徴です。最大使用荷重は100㎏までとなっています。



これまで脚立を使用して作業をしていた方にもぜひ使ってみてほしいニャ!
まとめ
アルミゲタ ハイシュー
商品名 | 特徴 |
アルミゲタ ハイシュー HS-120 詳しくはこちら | 高さ 12cm 重さ 片側0.55kg |
アルミゲタ ハイシュー HS-150 詳しくはこちら | 高さ 15cm 重さ 片側0.6kg |
アルミゲタ ハイシュー HS-180 詳しくはこちら | 高さ 18cm 重さ 片側0.65kg |
アルミゲタ ハイシュー HS-210 詳しくはこちら | 高さ 21cm 重さ 片側0.7kg |
ラクテール RT-50
フミラック FL-15/FL-20/FL-25/FL-30/FL-35
商品名 | 特徴 |
フミラック FL-15 アルミ製踏台 詳しくはこちら | 最大使用加重 100kg 高さ 15cm 重量 1.12kg 天板有効寸法 30cm×30cm |
フミラック FL-20 アルミ製踏台 詳しくはこちら | 最大使用加重 100kg 高さ 20cm 重量 1.18kg 天板有効寸法 30cm×30cm |
フミラック FL-25 アルミ製踏台 詳しくはこちら | 最大使用加重 100kg 高さ 25cm 重量 1.24kg 天板有効寸法 30cm×30cm |
フミラック FL-30 アルミ製踏台 詳しくはこちら | 最大使用加重 100kg 高さ 30cm 重量 1.30kg 天板有効寸法 30cm×30cm |
フミラック FL-35 アルミ製踏台 詳しくはこちら | 最大使用加重 100kg 高さ 35cm 重量 1.36kg 天板有効寸法 30cm×30cm |
フミラック FL-75-3/FL-50-2
商品名 | 特徴 |
フミラック FL-75-3 アルミ製段付踏台 詳しくはこちら | 高さ 75cm 重量 3.4kg 最大使用荷重 100kg |
フミラック FL-50-2 アルミ製段付踏台 詳しくはこちら | 高さ 50cm 重量 1.8kg 最大使用荷重 100kg |
今回は、果樹栽培のさまざまな作業に使用できる補助アイテムを紹介しました。どの商品も軽量で持ち運びしやすいので果樹園で大活躍すること間違いなし!日々の管理や収獲作業を少しでも楽にしたいという方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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