雪庇（せっぴ）・つらら対策に使える！おすすめの雪庇落としアイテムご紹介
雪地域では、冬になると屋根の上などに雪が溜まり軒先にせり出したり垂れ下がる「雪庇」といった現象に悩まされている方も多いかと思います。労力の負担も大きく危険な作業でもある「雪庇落とし」ですが、放置してしまうとさまざまな危険を及ぼすこともあるため適切に対処することが重要です。
そこで今回は、雪庇が発生する要因をはじめ雪庇落としの際にあると便利なアイテム、作業の際に気を付けたいポイントなどをご紹介します。
- 目次 -
雪庇（せっぴ）が発生するメカニズム
雪庇とは、屋根や屋上から外壁面より雪がせり出したり垂れ下がっている状態のことを言います。雪庇は勾配のない平らな形状の屋根で起こりやすく降雪時の気温や風速、雪質などの気象条件が揃ったときに発生すると言われています。もう少し詳しく説明すると、軒先部分を通過した風が雪を含んでいると下に巻き込むような形で軒先部分に雪が付着して雪庇が発生したり大きくなると考えられています。
雪庇が作られる過程で溶けた部分は、外気に触れることで凍結し硬い雪となって落下してしまうことがあります。また、室内の温度が高いほどつららができやすい環境ともいえます。雪庇やつららはそのままにしておくとある日突然落下して建物の窓ガラスを破損したり、最悪の場合通行人などに被害が及ぶこともあるため、雪庇を見つけ次第早めに対策を施すようにしましょう。
雪庇の落とし方
雪庇の落とし方については、大きく分けて二通りの方法があります。
屋根の上から落とす
ひとつ目は脚立などを使用して屋根の上に登り、スコップなどで雪を落とすという方法です。効率的ではありますが、屋根から滑ってしまったりどこまでが屋根でどこからが雪庇なのかの見極めが難しいため、雪庇を踏み抜いて落下してしまうなどかなり危険が伴う方法でもあるので細心の注意を払う必要があります。
屋根の上に登ったらまず屋根はどこまでなのか、下に人はいないかなどの確認を必ず行うようにして慎重な作業を心がけるといいニャン。
地上から落とす
屋根に上るのは怖いという方や身体的に難しいという場合には、地上から落とすという方法もあります。その際には、「雪落とし棒」などと呼ばれる道具を使用することをおすすめします。雪落とし棒にはヘッド部分がプラスチック製のものやゴム製のもの、ステンレス製でできたものなど、さまざまな種類が販売されているので作業場所などによっても使い分けることができます。
作業の時は周辺に通行人がいないかなどを確認、ヘルメットの着用して行うと安心ニャン。
雪庇落としで大活躍！おすすめの商品5選
ここでは、雪庇落としの際におすすめのアイテムを5つ紹介します。
地上からの雪庇落としを検討している方には必須となるので作業場所に合ったものを選ぶようにしましょう。
2階建ての建物に！【ホッカイ棒 平型 ロング】
「ホッカイ棒 平型 ロング」は、アルミ製の伸縮式雪落とし棒です。首部分が曲がっているので、奥の方まで届き雪庇落としがしやすい形状が特長の商品です。使用時の長さは6700mm（重量約2.5kg）で2階建ての建物にも使用可能で、収納する際は2900mmまで伸縮しコンパクトな状態で保管する事が可能です。また、屋根と接触するヘッド部分はゴム製になっているので、屋根材を傷つけにくくなっています。
凍った雪庇もラクラク【雪ズバッ2 ステン焼入れ鋼ヘッド】
「雪ズバッ2 ステン焼入れ鋼ヘッド」は、ヘッド部分にステン焼入れ鋼を使用しているので硬くて曲がりにくく、凍ってしまった雪庇を落とす際に活躍してくれます。ヘッドの形は弧状になっているのでどんな角度からでも雪庇に接触させることが可能です。使用時の長さは4800mm（重量約2.0kg）、収納時は2800mmとコンパクトな状態で保管することが出来、軽量で扱いやすい商品です。
屋根を傷めにくい【アルミ・ロング雪落し】
「アルミ・ロング雪落し」は、ヘッド部分がプラスチック製でできている雪落とし棒です。ヘッド部分が金属のものと比較して、屋根などを傷つけにくいといった特長があります。継ぎ足すタイプの伸縮式になっているので1790mm、3260mm、4720mmと3段階の長さで使用することができます。材質はアルミとプラスチックでできていて軽量で女性にも扱いやすい商品です。
高さ調節が簡単！【ワイヤー雪カット 】
「ワイヤー雪カット 」は、屋根からせり出している雪庇を簡単に落とすことができる雪落とし棒です。アルミポールを使用しているのでとても軽く作業が楽に行えるのが特長となっています。柄の部分は伸縮ロック式になっているので面倒な作業時の高さ調節も簡単に行えます。作業場所の高さに合わせて2800mｍ～5000mｍまで自在に伸ばすことが可能です。
L字の形状で楽に落とせる【雪ズバッ L字ワイヤー式】
「雪ズバッ L字ワイヤー式」は、ヘッド部分がL字に曲がっているので雪庇落とし作業が楽に行えます。柄の部分はアルミを使用しているので軽量で、少しでも作業を省力化したいという方に特におすすめの商品です。伸縮ロック式になっているので高さ調節もとても簡単に行えて2500mｍ～4800mｍまで伸縮させることができます。
雪庇落としでの注意点
危険も多い雪庇落としの作業で必ず気を付けたい注意点をご紹介します。
必ず2人以上で行う
作業を行う際は力が必要な作業もあるので2人以上の複数人で行うことでスムーズに作業を進めることができます。雪庇落としは、危険回避という意味でも2人以上の人数で行うことが鉄則です。また、万が一事故が起こってしまった場合にも他に人がいることで適切な対処が行えます。
ガラス窓は養生しておくと安心
出窓などのガラス窓は落とした雪や氷によって割れてしまうことがあります。心配な箇所はダンボールなどで養生しておくと安心です。
近隣住民への声掛けを行う
案外忘れがちなのがこの近隣住民などへの声掛けではないでしょうか。特に家が密集している地域などでは落とした雪が隣の家に入ってしまうこともあるので、作業前にあらかじめ声掛けしておくとトラブルを減らすことができます。
まとめ
| 商品 | 特徴 | 長さ |
|---|---|---|
|
|
首部分が曲がっていて、奥の方まで届き |
収納時：約2.9m 使用時：約6.7m |
|
|
ヘッドの形は弧状になっていて |
収納時：約2.8m 使用時：約4.8m |
|
|
ヘッドがプラスチック製なので |
収納時：約1.8m 使用時：約4.7m |
|
|
材質はアルミとプラスチック製 |
収納時：約3.2m 使用時：約5.4m |
|
|
柄の部分は伸縮ロック式になっていて |
収納時：約2.7m 使用時：約5.0m |
この記事では、雪庇が発生するメカニズムをはじめ雪庇落としの方法などを説明しました。
雪庇落としは、手軽さや安全性を考慮すると地上から雪落とし棒などを使用して行う方法がおすすめです。雪落とし棒は長さや材質などさまざまな種類があるので紹介したおすすめ商品を是非参考にしてみて下さい。
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