芝生の根止めはシートで簡単に!おすすめ根止め専用シートを紹介

横に伸びていく性質を持つ芝生は、気を付けないと広がり続けて思いも寄らない所まで侵入してしまうことがあります。一度繁殖してしまうと思い通りの状態にするための管理が必要になるため、そうなってしまう前に根止めを行って芝生の侵入を防ぐことが重要です。

そこで今回は、これから芝生を張ろうと考えている方や、繁殖しすぎた芝生に困っているという方向けに、芝生の根止めについてを詳しく解説しつつ、おすすめのアイテムを紹介します。

目次

芝生の種類と特徴

芝生は大きく分けると温暖な地域に適した「暖地型芝生」と寒冷地に適した「寒地型芝生」の2種類があります。

暖地型芝生

暖地型芝生は高温に強いため、30℃以上の気温となる日本の夏でも生育することができます。4月~10月ごろが生育期間で、11月~3月頃までは地上部の葉が枯れて休眠状態になります。代表的な暖地型芝生には、日本芝の「ノシバ」、「高麗芝」、西洋芝の「バミューダグラス」、「ティフトン」などがあります。
日本で張られている芝生のほとんどが暖地型芝生で、タイル状の切り芝を張って芝生を作っていくのが特徴です。

寒地型芝生

寒地型芝生は、寒さに強いため冬でも緑色を保つことができる芝生で、日本では北海道や東北などでの生育に適しています。生育適温は15℃~20℃で、5℃以下もしくは25℃以上になると成長が止まりますが葉が枯れることはありません。しかし、暑さには弱いため夏枯れを起こすことがあるので注意が必要です。
寒地型芝生の代表的な種類には、西洋芝の「ベントグラス」や「ブルーグラス」などがあり、種をまいて増やすという特徴があります。

芝生の根止めの必要性

基本的に、日本で敷かれている芝生のほとんどは匍匐茎(ほふくけい)やランナーと言って、地面の近くを伸びていくという性質を持つため、節から葉や根を出して生息域を広げていくのが特徴です。

この性質により、芝を張ったときに勝手に広がってくれてきれいな芝生へと育つのですが、根止めをせずに放っておくと意図していない場所にどんどん広がり続けてしまいます。

伸び続ける芝生を放置すると下記のような問題が起こる原因にもなるので注意しましょう。

景観を損ねてしまう

せっかく見た目を良くしようと芝生を張っても、芝生が伸びすぎていたりしたら美しいとは言えない状態になってしまいます。何も植えていない場所に芝生が伸びていく分には簡単に除去できるので特に問題にはならないですが、花壇や他の植物が植えてある場所にまで広がってしまうとなると引っこ抜けばOKということでは済まないこともあります。
ガーデニングのために芝生を張っているのに、伸び放題にさせてしまっては景観を損なってしまいます。美しい庭をキープしたいと考えるのであれば、早めに芝生の根止めを行うことが重要です。

隣人とトラブルになってしまうことも

芝生は繁殖力が強いため、根止めをせずに放置してしまうと隣の家の敷地にまで侵入してしまうことも考えられます。意図した場所以外に広がってしまうことで近所の方の大切な植物に影響が出てしまうなど、トラブルに発展してしまうこともありえるので、芝生を張る際は根止め対策を行うようにしましょう。

芝生の根止め・はみ出しを管理する方法

ここでは、芝生の根止めやはみ出しを防ぐ方法をご紹介します。

芝生用カッターではみ出すのを防ぐ

伸びすぎた芝生の際をきれいに揃えたいという場合は、芝生用のカッターを利用して整えましょう。しかし、これだけでは芝生の根止め効果はないので、はみ出した部分をきれいにしたいときなどにはおすすめの方法です。

除草剤で枯らす

意図していない場所に芝生が生えてきてしまったという場合には、芝生も枯れるタイプの除草剤を利用してみるという手もあります。しかし、他に育てている植物があると枯らせてしまう恐れがあるのでどこでも使用できるというわけではありません。特に樹木は広範囲に根を張り巡らせるので注意が必要です。芝生に除草剤を使用する際は、必ず場所の確認をしてから散布を行うようにしてください。

レンガなどを使用した根止め

レンガやブロック、枕木などを芝生のエリアとの境界線に並べることで根止め効果が期待できます。ただし、レンガなどを並べただけでは、隙間ができてそこから芝生がランナーを伸ばして侵入して行ってしまいます。この方法を行う場合は、シートやモルタルなどの資材を利用して隙間を埋めるように工夫が必要になるため、少々面倒であるというデメリットも。また、枕木など木製の資材を利用する場合は、経年によりゆっくり土壌分解されてしまうので、朽ちてきたなと感じたら新たに根止めを施す必要があります。

根止めシートを使用する

簡単でしかも確実に芝生の根止めを行いたいのであれば、根止め専用シートなどの資材を利用するのがおすすめです。根止めシートは単純に芝生の繁殖を防ぎたい場合はもちろんのこと、直線や曲線も自由自在に表現できるので、庭の景観を気にする方でも満足のいく仕上がりにすることができます。

おすすめの根止めシートを紹介

ここでは、芝生の根止めにぜひ利用していただきたい資材を紹介します。

広範囲の根止めにおすすめ!「根止めシート」

「根止めシート」は、ポリエチレン製で高さ15cm、長さ10m、厚さ2mmの根止め用シートです。


シートタイプなので必要な長さでカットでき、長さが10m巻きと長く庭の芝の根止めなどにとてもおすすめです。また、ポリエチレン製で柔らかいのでカーブもつけやすく、曲線の根止めも可能です。花壇の根止めや家庭菜園の区切りとしても使用することができます。


シート全体を土の中に埋め込んで使用するので目立たずスッキリします。

おしゃれな花壇を作りたい方に!「土と芝のどめどめシート」

「どめどめシート」は、高さが15cm(通常)・22cm(L)・27cm(LL)の3タイプあり芝の根止めや花壇造りなど用途に合わせて選べます。プラスチック製で通常タイプは、厚さが5mm、L・LLタイプは、厚さが7.5mmと厚みがありとても丈夫です。また、シートタイプなので隙間がなく、花壇の土漏れもしっかり防ぎます。オシャレなデザインなので可愛い花壇造りができます。

設置方法は、設置したい場所に溝を掘り、シートを埋め込みます。埋め込んだ後に土を被せ、最後にゴムハンマーで倒れない高さまで打ち込んで固定します。

どめどめシート紹介動画

まとめ

商品          特徴サイズ

根止めシート

商品詳細はこちら
必要な長さでカットし使用できます。
土の中に埋め込んで使用するので
目立たずスッキリ根止めできます。
厚さ2mm
・高さ15cm×長さ10m

どめどめシート

商品詳細はこちら
プラスチック製で厚みもあり丈夫。
根止めもでき、花壇造りにも◎
花壇の土漏れもしっかり防ぎます。
厚さ5mm
・幅15cm×長さ3m(通常)

厚さ7.5mm
・幅22cm×長さ3m(L)
・幅27cm×長さ3m(LL)

今回は、芝生の基礎知識をはじめ繁殖しすぎるのを防ぐための方法を紹介しました。芝生は繁殖力が強く、気づいた頃には手遅れになってしまうこともあります。できるだけ早めに対策を行うようにしましょう。

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